テストってなに? ~ホワイトボックスとブラックボックス、単体テストとシステムテスト~
当スクールでは、プログラミングだけでなく「作ったものをしっかり動かす」ためのテストの基礎もレッスンで扱っています。
今回は、初心者の方にもわかりやすく「テストの種類」についてご紹介します。
ホワイトボックステストとブラックボックステストとは?
プログラムがちゃんと動いているかを確かめる「テスト」には、いろいろなやり方があります。
その中でもよく使われるのがこの2つです。
● ホワイトボックステスト
中身(コード)を見ながらテストする方法です。
プログラムの内部の動きを理解して、「ここはこう動くはず」と考えてテストします。
例:if文やループ(繰り返し)が正しく動いているかを確認する。
● ブラックボックステスト
中身を見ずに、動きだけをチェックするテストです。
「このボタンを押したら、ちゃんと計算されるかな?」のように、外から見た動作だけで判断します。
例:足し算アプリで「2+3」と入力して「5」と出ればOK!
単体テストとシステムテストとは?
プログラムは、いくつかのパーツを組み合わせてできています。
そのパーツごと、または全体をまとめてテストする方法もあります。
● 単体テスト(Unit Test)
小さな部品(部品=関数やクラスなど)を一つずつテストする方法です。
例:計算機アプリなら、「足し算」だけをテストする、というイメージです。
● システムテスト(System Test)
全部をまとめて、完成したアプリ全体をテストする方法です。
例:ログインしてから、買い物かごに商品を入れて、支払いまでできるか確認する。
初心者でも知っておきたい理由
「テストって難しそう…」と思うかもしれませんが、プログラムを作るうえで「ちゃんと動くか確認する力」はとても大切です。
当スクールでは、こうした基礎知識も丁寧に解説していますので、まったく初めてでも安心です!
まとめ
用語 | 内容 | 覚え方のヒント |
---|---|---|
ホワイトボックステスト | 中身(コード)を見ながらテスト | 中のしくみをチェック |
ブラックボックステスト | 中身を見ずに動きだけチェック | 「外からだけ見てテスト」 |
単体テスト | 部品を1つずつテスト | 「細かく確認」 |
システムテスト | 全体をテスト | 「ぜんぶつながってるか確認」 |
少しでも「テストってこういうものなんだ」とイメージがわけばうれしいです
これからも一緒に、ものづくりを楽しく学んでいきましょう